できる審判に見える道具 #2 必須アイテム
1回のブログで全て書き切ろうと思っていましたが
前回のレフェリーウェアが思いの外長くなってしまったので
今回は道具たちについてまとめます
ただ必要な道具を書くだけでなく
前回同様 重要なのは『できる審判に見える』ために必要な道具を紹介します
みんなが持っている道具だからこそ こだわろう!
主審をやる時に必ず必要なものは下記になります
1、審判証
これが無いと審判ができません
大会本部に名前を書きに行く時、試合前の審判ミーティングの時 提示が必要です
できる審判に見えるためには 写真が重要です
キリッとした顔で審判着を着ている写真であれば完璧です
審判着を着た写真の人をほとんど見たことがありません
そんな写真であればきっと敬語になってしまいます それくらいインパクトがあります
2、レフェリーワッペン
これも無いと試合に出れません
レフェリーワッペンは透明なホルダーに入れてつけている人も多いと思いますが
できる審判に見られるためには何も入れないで胸につけましょう
Jリーグの審判はテカテカのケースに入れてつけていないですよね?
ケースをつけないだけでJリーグの審判と同じように見えてくるからです
マジックテープを全面に貼れば洗濯時には外せるので大丈夫です
3、レフェリーウォッチ
時間が測れればどんな時計でも問題ありませんが、パパ審判からものすごく見られているアイテムです
私が最初に買ったのが上記のadidas performance Referee ADP3125です
当時も国内販売終了していてアメリカのAmazonで買いました
同じ形で販売していたものもありましたが このADP3125はボディがグレーのため他の人と見た目が違うので頑張って見つけて購入しました
もうこの形は今では手に入りませんがなかなかの優れものでした
・ボタン一つでロスタイムも測れる
・字が大きくて見やすい
・バイブで終了を知らせてくれる
初心者の方はレフェリー専用時計が良いと思います
普通のデジタルウォッチだとボタンにぶつかり時計が止まってしまうことがあります
この時計は止めるボタンが押しにくくなっていて間違って止まることを避けるようにできています
個人的にバイブ機能は必須だと思っています
アラームだと終了の音がなると笛を吹く前に子供達がプレイをやめてしまうことがあります
この時計は審判以外に練習でも活躍します
使う機会が多いので気に入った時計を選ぶと良いでしょう
この時計の唯一の問題点は バイブを使うので電池の消耗が早いことでした
審判以外の時はバイブ機能をオフにしておきましょう
審判、練習、とこき使ってしまったので去年液晶が壊れてしまいました
同じようなものが手に入らなかったので 最終的にApplewatchを使用することになりました
この件はまたあとで詳細を書きます
4、ホイッスル(笛)
笛です。100円ショップでも売っている笛ですが 私が使っているモルテンのバルキーン(上記写真)は定価で5,500円もします。名前も入れたので税込で7,000円もしました
流石にこれは私も躊躇しましたが『できる審判』のためには実は一番重要なアイテムでした
笛は2タイプあり コルクボールが入っているものと入っていないもの
バルキーンはコルクがありません コルクがあると唾液で濡れるとコルクがへばりついて
「ピヒョロ〜ヒョロ〜」みたいな気の抜ける音が出てしまいます
このバルキーンはいつでも大きくて良い音が会場に響かせることができます
ウェアや時計は試合会場の近くの人しか見ることができませんが
ホイッスルの音は会場中の人に響き渡ります
バルキーんで試合終了のホイッスルを吹いた時 ピッチの外から
「よっ、良い音!」
という掛け声をいただいたこともありました
ファールの時、オフサイドの時、
しっかりした良いホイッスルの音だと「まあ、しょうがないか」と謎の納得感が出る場合もあります
この笛を強く良い音で「ピーーーーー」と吹きながら審判が走って寄ってきたら素直に謝ってしまうでしょう。「ピヒョロ〜ヒョロ〜」と心もとない笛の音で歩いて来られたら文句を言ってしまうかもしれません(審判への文句はダメですよ)
このように、審判技術が不安な方は 自分のジャッジが正しいと後押ししてくれる心強い味方がホイッスルなのです
フィンガーホルダーという指に挟みくるくる回せるパーツが3種類(サイズ)付いています
これによりホイッスルを持ちながらペンで文字を書く、カードを出すが非常にやりやすいです
紐を手に巻きつけているよりはるかに便利です
また、紐を首からぶら下げながらの審判はやめた方が良いです
瞬時に口にくわえれられないため くわえっぱなしになります
そうなると呼吸が苦しくなり 走れなくなります
5、コイン
キックオフ前にエンド(陣地)とボールを決めるために必要です
ジャンケンで決め手はダメです 必ずコインを使ってください
裏表がわかるものならなんでも構いません
私はこれの他に 昔のイタリアリラを使ったりしていました
試合前子供達と話をし緊張を取ってあげるのにも有効なアイテムです
昔、妖怪ウォッチという漫画が流行っていた時 友達のパパ審判が当時手に入りにくかった妖怪メダルでコイントスをし子供達の人気者になっていました
そういうお茶目なことも良いと思います
6、カード(レッド、イエロー、グリーン)
必ず携帯してください。そしてイエローは胸、レッドはお尻のポケットに入れてください
小学生の試合でレッドはあまり出ませんが、同じところに入れておくとくっついて、イエロー出したつもりが選手から見たらレッドが出てしまっているなんてことにもなりかねません
Jリーグの審判のように分けて入れてあると「こいつできるな!」と思われます
一般的にお店で売っているのはレッド、イエローのセットが大半ですがグリーンカードはJFAのサイトから購入することができます
グリーンカードは積極的に出しましょう 出しすぎてダメなことはありません
ボールが遠くに飛んで行ってしまった相手ボールを走って取ってきてくれた
怪我した選手に肩を貸してピッチ外まで連れて行ってあげた
などにも出すべきだと思います
子供達は予想以上に喜んで ゲームもクリーンな方向に向かいます
7、カードホルダー
カードの他に試合の記録表を入れて胸ポケットに入れておきます
これはなんでも良いですが、出し方しまい方は練習しておいた方が良いです
慌ててボロボロ落としてしまうと『あの審判大丈夫?』と思われてしまいます
8、ペン(ホルダー)
試合記録を書くためのペンです
ゴルフ場で使うペンが良いとよく言いますが、私は太い芯のホルダーを使っていました
ゴルフ場のやつだと折れた時に困るのと見ていて貧素だからです
普通の細いシャープペンシルだと急いで書いた時芯が折れてしまう
ボールペンだと雨や汗で濡れた時インクが出なくなる のを防ぐためです
最低限必要なものはこんな感じです
特に ホイッスルは会場全体にアピールする力が半端ありません
レフリーワッペンをホルダーから外し、いいホイッスルの音を響かせたら
第一印象は『できる審判』です