三笘選手のように速く走る

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4人の中に1人だけ陸上選手の走りをしている人がいます

エムパペにはジェットも羽も付いておらず足が3本あるわけではありません

どうしたら彼のように速く走れるのでしょう

 

速く走るためにどうすればいいか?

うちの息子2人は 俗に言う足の速い選手です

小学校からのトレーニングで気をつけていたことは 『サッカーで足が遅くならないこと』でした

 

スピードが武器なので 色々な走りのスクールにも行きました

本も動画もたくさん見ました

その中で 自分が納得できるもの 出来ないもの 様々ありましたが

結論は下記の公式が全てです

走るスピード= ピッチ(回転数)× ストライド(一歩の長さ)

当たり前ですが これが全てです

子供から陸上選手まで足の速い人は ピッチが速くストライドが長いのです

 

そして重要なのは これはどちらかではなく 両方が必要になります

 

 

陸上選手はどのくらいで走っているのか?

ウサインボルト選手や桐生選手が100mを何秒で走るか?

知っている人は多いと思いますが 彼らが 1分間に何歩の回転で 一歩何m進んでいるか知っている人はほとんどいません

先に述べたように 足のスピードは ピッチ×ストライドの結果でしかないので
彼らと同じ(もしくは近い)ピッチとストライドが可能なら100mを10秒で走れるのです

数字で分解すると

100Mを10秒で走るためには

・ピッチを300歩/分 で 1歩を2.0m で走るか

・ピッチを240歩/分 で 1歩を2.4m で走る

それだけです

では実際に 陸上選手がどのくらいの数字で走っているか見ていきます

 

世界最速 ウサインボルト 選手

身長:196cm

ストライド 244.4cm

ピッチ:246/

 

桐生祥秀 選手

身長:176cm

ストライド 211.1cm

ピッチ:283/

サニブラウン・アブデルハキーム 選手

身長:188cm

ストライド 225.0cm

ピッチ:264/

 

下記表にまとめます

(参考にマラソン選手も)

こう見ると ピッチもストライドもまちまちで どこを目指したら良いかわからなくなりますね

重要なのは 表右端の身長比です

身長比とは ストライド÷身長です

日本人の桐生選手、サニブラウン選手共に120%ほど

実は他の多くの陸上選手もストライドの身長比は120%ほどです

ウサインボルト選手が他を寄せつけないのは196cmの身長プラス、ストライドの比も高いことにあります

これを見ると 特別な身体能力がない限りストライドは身長の120%ほどが上限だと考えられます

 

少し話がそれますが、身長があまり高くない子の方が足が速いイメージってありません?

体が大きくなるにつれ 体重が増し負荷が増えることで専門のトレーニングを行わない限りピッチは上がらなくなります

ウサインボルト選手もピッチは他の選手より低いです

もしウサインボルト選手が桐生選手と同じピッチで走ったら100mを8秒68で走ってしまいます

 

適切なピッチとストライドを知る

下記は短距離選手とマラソン選手のピッチとストライドをグラフにまとめたものです

右上に行けば行くほど速くなります

100mを10秒で走るためには水色のラインより右上に行く必要があります

ウサインボルトの瞬間最大速度は時速44km

 

サッカー選手では

1位 時速39.9キロ ギャレス・ベイル

2位 時速36.1キロ ルイス・アドビンクラ

3位 時速36.0キロ キリアン・エンバペ

4位 時速35.3キロ カリム・ベララビ

5位 時速35.3キロ ユルゲン・ダム

6位 時速35.2キロ カイル・ウォーカー

7位 時速35.1キロ イニャキ・ウィリアムス

8位 時速35.1キロ ピエール・エメリク・オーバメヤン

9位 時速35.0キロ レロイ・サネ

10位 時速35キロ モハメド・サラー

※2020年スペイン紙『アス』より

日本人選手では

前田大然選手 時速36.9km

浅野拓磨選手 時速31.8km

だそうです

前田大然選手の身長が173cmなので ストライドを120%と仮定すると2.08m
なので ピッチは296歩/分となり桐生選手以上の回転数になります

 

50mを6秒切るとそこそこ速い方かもしれません

50mを6秒の平均時速は30km/hになります

それを基準に考えると

身長170cm ストライドを120%と仮定すると
ストライドは2.04mでピッチは245歩/分です

まずは1分間に245歩、1秒間に4歩 を目標にトレーニングすると良いと思います

 

ピッチやストライドって どうやって測ればいいの?

理屈はわかったけど ピッチやストライドってどう測ればいいの?

って話になります

メトロノームを使ったり 音楽のBPMに合わせたり とか方法はありますが 目安程度にしかなりません

また、それだとストライドは測れないので

一番 簡単かつ正確に測れるのが Garminのスマートウォッチとランニングダイナミクスポッドの組み合わせです

上記写真のように お尻付近に取り付け Garminのスマートウォッチと連携させると測ることができます

これの良いところは リアルタイムでわかること

走りながら 今ピッチがいくつ ストライドがいくつか リアルタイムで見ることができます

これを使えばピッチ245 ストライド2mってどのくらいかを体に覚えさせられます

私はランニングのツールとして購入しましたが、短距離にも使えると思い試してみました

ピッチ250って想像より速いです

 

結論

足が速くなる スクルールは沢山ありますが

要は ピッチを上げて ストライドを広く取ることが目的です

今まで私が息子たちと一緒に教えてもらった

ウサインボルトから直接教わった和田賢一さんの
『走りの学校』
https://www.hashiri.school/

名門筑波大学蹴球部でサッカー日本代表の三笘薫を始めとする選手のフィジカルサポートをした山口将史さん

のスクールも ピッチをあげる具体的な方法を教えてくれました

今までのトレーニングを 数字でウォッチすることで効率はもっとよくなると思います

まだ、息子たちには試していないので近々測定しようと思います

その結果もこの後のブログで報告したいと思います

 

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